生物の歴史を振り返ると、常に食べ物があるという考え方は、最近の人間に限られています。生物はいつ飢えるかわからないので、体内のエネルギーが無駄にならないように、食べ物を効率よくエネルギーに変えるシステムを発達させてきましたが、一方で、食べ物のエネルギーを使いすぎたときにどうするかというシステムはありません。これまで自然界に食べ物が存在していなかったため、生物にとっては未経験の分野なのです。脂肪がたまりすぎたときに対処するシステムがないまま、文明社会になって飽食の時代に突入したのです。
食べ過ぎや早食いは、老化を加速させます。食事は非常にエネルギーを消費するプロセスです。食事をすると、胃や腸から消化酵素が分泌されますが、早食いや量が多すぎて、早く消化しなければならないときには、分泌される消化酵素の量が増え、多くのエネルギーを使うことになります。 激しい運動をしたときに発生するのと同じように、反応性の高い酸素の形があります。運動や食事はエネルギー生産に欠かせないものですが、間違った方法で行うと活性酸素が発生し、老化の原因となります。










