体の免疫細胞の70%が腸に集まり、毎日5000個のガン細胞の芽を摘んでいる。

人間の免疫には自然免疫と獲得免疫の2つがあり、体を病気から守ってくれています。



まず体内に異物が侵入すると、自然免疫が攻撃をし、それでもダメなら獲得免疫が働くという仕組みになっています。



ワクチンを接種したり、病気に何回もなることで徐々に体が強くなったりしますが、それは獲得免疫が強化されるためです。



これは体に入ったウイルスの形をしっかりと覚え、もう一度体内に侵入してきた時には、いち早く攻撃し、速やかに体外へ追い出します。




一度体が覚えた獲得免疫は、よほどのことがない限り弱まることがなく、とても安定しています。



この獲得免疫は普段はお休みしていますが、ウイルスが体内に侵入してきた時にだけ、全力で戦います。



そのため、常に体の中を見回っているのが自然免疫です。



これは皆さんが生まれたときから体に備わっている免疫機能です。しかし働きには個人差があって、強い免疫の人もいれば、弱い人もいます。またストレスや食生活の影響を受けやすいのも、この自然免疫です。



自然免疫を支えるものの一つにNK細胞というものがあります。NK細胞は体の中を常に見回っていて、異物が侵入したらいち早く攻撃する役目を担っています。


人間の体には毎日5000個ほどのがん細胞の芽が生まれているのをご存知でしょうか。


それでもがんを発症しないのは、このNK細胞がいつもその芽を潰してくれているからなのです。


それほど重要なNK細胞ですが、実はストレスに弱いという性質があります。


例えば、悲しみや焦り、怒り、睡眠不足、肉体的な疲労などです。


スポーツをすると体が丈夫になるように感じますが、実は逆で、運動をしすぎると風邪をひきやすくなります。


事実、国際的なスポーツ大会中に起こる病気は風邪がトップになっています。それほど激しい運動というのは免疫機能を低下させるものです。



激しい運動とはいかないまでも、日常でもっとも気をつけないといけないのが睡眠不足。



睡眠は体を休めて疲労をとり、脳をリフレッシュする役目があります。激しい運動をしても、そのあとでしっかり睡眠をとり、体を休ませることができれば疲労は回復します。


反対に睡眠不足で運動をするのは、当然やめた方が良いでしょう。



睡眠をきっちりとっていれば、ストレスへの耐性が高くなり、ちょっとしたことも軽く流せるようになります。しかし睡眠不足だと、どうしても悲観的に物事を考える傾向になります。


ストレスの耐性がないとストレスがたまりやすくなり、その状態だと眠れなくなる。悪循環ですね。


そんな時は無理に休もうとせずに、軽い運動をしてみましょう。もちろんいきなりの激しい運動はやめた方が良いわけですが。




さて、他にも免疫の働きをよくする方法があります。



それは腸の状態を整えることです。



獲得免疫と自然免疫のもとになる免疫細胞は腸に集まっています。



しかもその約70%がです。


つまり腸を大事にしなければ、免疫力も弱まってしまうのです。



吹き出物が出る、肌が荒れる、便秘になる、憂鬱になる、なんとなく気分が晴れないといった症状が見られる場合、腸内環境が悪化している可能性があります。



腸の状態は食べたものに直接影響を受けます。つまり改善するためには、食生活を見直すのが一番です。


それに加え、良い睡眠をとる、適度な運動をするなどを組み合わせれば、自ずと自律神経が整い、免疫力が向上します。




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