食事で摂る糖質は40%以下を目指す
食習慣と糖尿病、アルツハイマー病の関係に関する調査が進んでいる。
例えば1990年から2010年の間に、アメリカの糖尿病合併症の発症率は急速に低下した。その背景には、糖質の摂取量を減らしたということがあった。
糖質とは穀類やイモ類、砂糖、果物などに多く含まれる栄養素のこと。
この調査で、糖尿病になる前には糖質50%の食事を摂っていた人たちに、40%まで減らすよう指導したところ、急性心筋梗塞で亡くなる人がマイナス67.8%と激減した。下肢切断はマイナス51.4%。
なんと糖質を10%減らしただけでこの効果が得られた。😮
やがて日本の東大病院でも、2015年4月から糖質40%の糖質制限食を導入し始めた。
日本には食習慣とアルツハイマー病・糖尿病の関係を示す久山町(ひさやままち)研究というものがある。
これは福岡県の久山町の40歳以上の住民を対象に行なったもの。
1985年から2012年にかけて、65歳以上の高齢者に5回調査を行なった。すると認知症になった人は約3倍に増えた。そのうちの6割がアルツハイマー病になっていた。また、アルツハイマー病だけで考えると、患者数はおよそ9倍にまで増えていた。
これが起きた理由としては、久山町では糖尿病患者が大きく増えてしまっていたためであった。
ここでの糖尿病患者の激増には、この町の食文化にある。久山町では糖尿病対策としてカロリー制限食(従来の糖尿病食)を住民に奨励していた。
糖尿病の人はアルツハイマー病にかかりやすく、この調査結果はそれを裏づけた形になっている。
電車や車が溢れ、日常の運動量が少なくなっている現代人にとって、糖質を摂り過ぎは危険な状態となっている。
こういったように、日々の食事習慣で糖質を摂ることは、糖尿病やアルツハイマー病につながっていくことがわかってくる。この調査結果から、食事で摂る糖質の量は、40%以下に抑えることを勧めている。


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