睡眠に入ると脳細胞が縮んで通り道をつくっているが、それは脳脊髄液が脳のゴミを素早く外に出せるようにするため。睡眠によって脳内の流れが変わるわけである。つまり睡眠をおろそかにするのは、体にとって不自然な行為と言える。
睡眠中に脳の掃除が行われることを裏づける研究結果がある。
オランダの研究チーム、ユルゲン・クラッセン氏の発表。
「十分に睡眠をとると、起床後のアミロイド8の量が就寝前に比べ6%減っていた。完全な徹夜でなくても、ちょっとした睡眠不足が重なる場合も、アミロイドBは蓄積するだろう」
また、睡眠と脳の老化の関係については、シンガポール国立大学医学大学院、ジュン・ロー氏の次のような研究結果も報告されている。
「睡眠時間が1時間短いと、脳内にできる隙間が1年ごとに0・6%拡大し、認知機能は1年ごとに0.8%低下する。今回の研究で、健康な高齢者では睡眠時間が短いことが、脳の老化や認知機能の低下に関連することが認められた」
まだ断定できる段階ではないが、アミロイドBは認知症発症の2~3年前から溜まり始め、40代くらいから睡眠不足になると急激にたまり始めると研究結果もある。
睡眠時間別の脳内画像では、6時間以下の睡眠では明らかにアミロイドBの沈着が進んでいる様子がわかった。将来、認知症になるかどうかは40代からの睡眠習慣が鍵になるということです。皆様、正しい知識を持って、良い生活習慣を築きましょう。


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