人間は親から受けたネガティブな教育を、無意識に自分の子供にもしている

親であれば子供に愛情溢れる人物に成長してほしいものです。それは自分中心の心ではなく、人を愛し助ける優しい心です。


こういった人間愛の根底にあるのは、親から子どもに充分なほどの愛情を伝え、子どもが親へ心を開いているということです。



心が優しく、人のことを思いやることができる子供は、親からたっぷりの愛情を注いでもらって育っています。反対に、他者への思いやりの気持ちが持てない子供ほど、親から十分に愛情をもらわず育ったと言えます。



聞いたもの、見たものの吸収力が高い子どもへは、


「心を大きい人ってどんな人かな?」


「心の優しい人が良いんだよ」


と語りかけてみましょう。


反対に、


「自分のことばかり考えている人のことを、周りはどう考えていると思う?」


「みんなのことを考えられる人のことを、心が大きいって言うんだよ」


とも話してみましょう。


親がそのような価値基準を持って話しかけていると、子供にも自然とそういった基準が体に染み込みます。


普段から自然と心の話をして育てていると、自分中心の心ではなく、周囲の人への愛情ある心、人間性豊かな性格の子どもに育ちます。




子供へ愛情を持って語りかけることは、頭ではわかっていても、やはり毎日のやりとりの中では忘れてしまうこともあります。


どんなに自分の子供を心優しい子に育てたいと思っても、親が子どもに優しく接することができなければ、結果は全く異なったものになります。


そんな時は、自分の親があなたに対して行ってきた接し方を思い返してみましょう。


すると意外に、親があなたにしていたことを、今度はあなたが自分の子供にしていることがあります。



もし親であるあなたが、いつも子どもに厳しく接してしまうとすれば、それは自分が子どもだった時、親があなたに厳しく接していて、叱られることが多かったのではないでしょうか。


こういった傾向は、スポーツの指導者にも見られます。子供の時に大人の指導者から受けた厳しい指導を、今度は大人になった自分が教え子にするというサイクルです。




これは子育てにも当てはまります。


もしそれがネガティブな内容であれば、負の連鎖が続きます。自分の親は私にこう接したという記憶が、無意識にあなたに同じことをさせます。



なので、まず自分の行動を客観視し、自分の子どもにも同じようにしてしまっていたら、そういう行動を改めましょう。


自分を育ててくれた親のやり方の中で、親になった自分としてはこうはしたくないなと思う部分は、誰でもあるものです。しかし、何気なしに子育てをしていて、「自分も親と同じようなことをしているなぁ」と気づくことがあります。そういう時ほど、意識的に反省し、自分の考え方、行動を変えるように習慣づけていきましょう。

もしあなたが子どもを愛し、信じ、認めてあげることができていれば、最良の信頼関係が結ばれていることでしょう。


子どもが悪さをして、その場で叱ることがあっても、子どもは本来よい子であると信じてみましょう。


そして、少しでも子どもがよくできたことがあれば、ほめてあげましょう。


何よりも親が子どもを心から信じているということが、子どもに伝わっていることが重要です。そうすれば、子どもの方も親を信頼するものです。


自分が信頼している人からの意見というのは、誰でも素直に聞き入れるものです。つまり親が子を叱らなくても、しつけがスムーズにできるということです。



厳しく叱らないとわからないと親が考えて接していると、子供は親から信頼されていないと無意識に感じます。


親から子へ愛情を伝え、ダメなことはどうしてダメなのかを伝え、後は信頼して任せていく。すると叱らなくても、穏やかな関係の中で、大事なことを伝えていける教育ができるようになります。


もしあなたが子育てを難しく感じているなら、それは子供を信頼せず、一方的に叱り、子供に言うことを聞かそうとして育てているからです。


子供の行動を正す前に、まずは親である自分の行動をよく観察し、親から受けたネガティブな記憶に基づいた行動をしていないか振り返ってみましょう。




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