幅広い証拠をまとめたアンダース・エリクソン教授は次のように述べている。「卓越した人の素晴らしい能力を事前に予想したり、少なくとも説明に耐えるだけの遺伝の特性を見つける試みは、これまでのところ驚くほど失敗している」。
当時、この説を説いた時はまだ才能が偉業を説明する考え方として当たり前だった。その理由は、達人たちがどうして偉大な功績を残せるのかを説明する十分な他の仮説がなかったためだった。だから才能を重視する考えを誰もが信じていた。つまりこのことについて、うまく説明できるものがいなかった。
こういったことによりエリクソン教授は、独自の考えを試みた。それは「究極の鍛錬」が素人と達人の差を生み出す引き金になっているというもの。
素人と達人の違いは特定の専門分野で一生上達するために、考え抜いた努力をどれだけ行ったのかの違いとした。
この見方は重要だった😆
なぜなら、生まれつきの才能という考えをせず、高い業績の理由を説明しているためだった。エリクソン教授は、いかなる分野でも達人と素人との能力は質的にそれぞれ差があるとはしている。しかしそうした違いを生み出すのは一般的に受け入れられている見方ではないと反論している。それは10年にもおよぶ、徹底的な訓練をしているかしていないかということだった。

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