驚くべき記憶力、0歳児の潜在能力!

 生後0カ月の体験が記憶されているという話について、メルヴィン・モース医師にきいてみた。



「小児科医をやっていることもあって、 私は子供の知的能力というものが、最近の研究によると、従来考えられていたよりもはるかに早い時期に発達するということがわかってきたということを知っていました。たとえば、生後七カ月の赤ちゃんに、組立玩具を組み立てているところをビデオで見せておきます。その後に、その玩具を与えてやると、赤ちゃんはそれを組み立てることができるのです。これは大変な知的能力と記憶能力の証明です。

赤ちゃんは、言語という知的表現手段を持たないために、その知的能力が過小評価されていたんです。赤ちゃんのとき、臨死体験というような、その人にとってものすごく重大な体験をすれば、それが 記憶の深層の中に保存されていて何の不思議もないのです。

実際、一九八六年にアメリカの医学専門誌で、同じ生後九カ月の臨死体験例が報告されています。この子の場合も マークと同じようにしゃべれるようになった三、四歳のときにはじめて自分の体験を人にしゃべりはじめました。この子の場合、トンネルに入るのを異常にいやがるので、なぜそんなにトンネルがいやなのかと親が聞いたところ、トンネル体験にはじまる臨死体験を語りはじめたということです。体験内容はマークのものとかなり似通っています。



その他、二歳児、三歳児などの体験報告はかなりの数にのぼっています。だから私はマークの話を聞いたときに、九カ月ということで驚きはしましたが、それはあり得ないことだとは思いませんでした。そして、インタビューを何度か繰り返したのですが、いうことはいつも一貫しているし、どこかウソがまじっているのではと思わせるところは全くありませんでした」


モース医師がいうように、人間の記憶能力、知的能力の発達が従来考えられていたよりはるかに早くはじまっているということは、近年の心理学的研究が明らかにしている。


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